2009年10月11日日曜日

インプラント

インプラントはブローネンマルク先生がオッセオインテグレーション型(骨結合型)を始めてからたぶん40年から50年ぐらい経ったのだろう。ここ10年ぐらいは歯牙の欠損補綴の強力な一手として認知され始めた。

大きな理由の一つはコーンビーム型CTスキャンの普及だろう。歯科用CTスキャンに関しては別途書こうと思うが、三次元で実距離を計測できるようになったメリットは非常に大きい。その昔難しかったのは殆どが歯槽骨や顎骨の形の複雑さに起因していると思われるので、CTスキャンで実際の形状が正確に判るようになるとインプラントはずいぶん簡単な治療という事になってゆくのだろう。

実際、CTのナビゲーション付きだと、インプラントは模型飛行機の製作よりも手技が簡単と言っては言いすぎだろうか?

当院ではスイスのストローマン社製のITIインプラントと日本製のAQBインプラントを患者さんの症例によって適宜使い分けている。それぞれに特徴があるので、両方あると重宝する。

(文:窪田 敏之)

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